【税理士作成】所得税の確定申告書(英語版)翻訳テンプレート!ビザ申請や海外留学に

所得税の確定申告書を英語に翻訳する作業。
この用語は、国税庁ホームページではどう訳されているかな?
そしてその単語が、(以前3年間アメリカに住んで税務をやっていたので)現地の肌感覚とあっているかな?
と考えて、言葉を入れていくのが好きです。

目次

はじめに:なぜ「確定申告書の英語訳」が必要なの?

当初、アメリカに移住される方から「給与所得の源泉徴収票の英語版が欲しいのだけど・・・」と言われたことがきっかけで自作するようになりました。実は私自身も、過去にビザ取得のために源泉徴収票を英語にしたものを目にしていました。

ただ、給与所得だけではなく、所得税の確定申告書を出される方が増えているので、こちらの翻訳をすることにしました。

で!「確定申告書」の英語版翻訳テンプレートを完成させました!

翻訳のポイントや、私がどうやって単語を選んだのかという裏話をお伝えしますね。

どんな時に英語の確定申告書が必要になる?

所得税の確定申告書は、「Individual Income Tax」
簡単に「Tax Return」といいます。

「そもそも、日本で仕事をしているのに英語の書類なんて使うの?」と思われるかもしれません。でも、意外と以下のようなシーンで必要な場面があるのです。

  • 海外ビザの申請・更新: 収入証明として提出を求められます。
  • 海外でのローン契約や賃貸契約: 支払い能力を示すエビデンスになります。
  • お子さんの海外留学: 親御さんの収入証明が必要なケースがあります。
  • 海外銀行口座の開設: コンプライアンスの観点から求められることも。
  • 外国人従業員への説明: 「これ、何の書類?」と聞かれた時の解説用として。

以前は「確定申告書A」と「B」がありましたが、現在は統合されて「B」の様式がベースになっています。


こだわりの「単語選び」

翻訳にあたって一番悩んだのが「どの英単語を使うか」です。

例えば「住所」。パッと思いつくのは Address ですが、公的な書類としての重みを出すために、私は Domicile という単語を採用しました。

単語選びの基準は、主に以下の3点です。

  1. 国税庁の「英語版・確定申告の手引き」:
    まずは日本の公式見解が大事なので、国税庁が出している英語ガイドから、標準的な用語を引用しています。
    税法が複雑になって、言葉も複雑化しています。
    「特定親族」と「特定親族特別控除」の違いとか
  2. アメリカの税務申告(Form 1040)の記憶:
    私は以前アメリカの税務申告をしていた時期があったので、現地で一般的に使われている表現も取り入れました。アメリカ寄り、イギリス寄り、ドイツ寄り……とあれば、少しアメリカ寄りかもしれませんね。
  3. 米国CPA(公認会計士)による監修:
    自分一人だと不安だったので、アメリカにいるCPAの先生にもチェックしていただきました!

所得控除、税額控除の英単語も使い分けしています。
アメリカには所得控除のような言葉がないので、控除=Deduction を [itemized deductions]と同じ内容と捉えて、Deductionという単語は所得控除の箇所で使いました。

また悩んだのが「給与収入」です。
手引きには Employment Income とありますが、ここには役員報酬なども含まれます。アメリカの申告書だと Wage が一般的ですが、直感的な分かりやすさを優先して、私のテンプレートでは Salary (Payroll) という表記にしました。

「翻訳証明」はどうすればいい?

厳格な証明書が必要なケース

単に自分で翻訳しただけでは、提出先(大使館や銀行)に「これ、本当に正しいの?」と疑われてしまうことがあります。そんな時に役立つのが 「公証役場」 です。

  1. 私文書の認証: 自分で翻訳したものを持参し、「これは正しい翻訳です」と宣言して公証人の認証を受けます。
  2. サイン証明(宣誓): 私も経験がありますが、さらに厳しい場合はアメリカ大使館などでサイン証明を受けることもあります。

ライトな証明書が必要なケース

私自身、税理士という日本の国家試験がありますので、
・「このテンプレートを翻訳しました」 というものと、
・金額などを入れて作成したものを「翻訳した」と証明書と
ご依頼いただき、作成しました。

また、「本当に税務署に出したものか」を証明するには、税務署の受付印(受領印) があることが大前提です。といっても、最近は受領印は押されませんので、納税証明書や、電子申告(e-Tax)の場合は「受信通知(メール詳細)」の英訳もセットで準備すると安心ですよ。

テンプレートの活用について

所得税の確定申告書自体「法律で決まった様式」ではないので、そのうち国税庁から提供されるかもです。

ただそれまでは、英語に翻訳したテンプレートを私の公式サイトで公開しています。
「英語、苦手だな……」「エンジンがかからない(笑)」という方の、最初の一歩を後押しできれば嬉しいです。

税務のプロとして、そして私自身もビザ申請を経験した一人として、「使いやすさ」と「正確さ」にこだわって作成しました。あなたの海外への挑戦や、大切なお手続きがスムーズに進むよう応援しています。

ダウンロードはこちら




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この記事を書いた人

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通称“セラピスト税理士” / 高卒
日本で最初にメンタルサポートを業界に取り入れたり、独立時から、個人事業主のための講座・相談をおこなっており、日本国外からも相談をうけている。

顧客の売上アップを本気で支援したく、コンサル、マーケティング、キャッチコピーを学んでおり、利益アップに貢献している。

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